鴫野 彰(しぎの あきら、1954年1月19日 - )は、北海道出身の男性アニメーション演出家、監督。別名義にしぎのあきら、義野利幸(ぎゃりこ)がある。日本アニメーター・演出協会(JAniCA)会員。 代表作は『おそ松くん』、『ヤッターマン(リメイク版)』、『劇場版クレヨンしんちゃんシリーズ』などがある。 【来歴・人物】 漫画家志望だったが、タ*ノコプロの子会社であるアニメフレンドに撮影スタッフとして入社し、『ヤッターマン』や海外**アニメなどの撮影を担当。1年半程撮影の仕事が続いたが、スタジオぴえろに移籍した押井守と入れ替わる形で『ゼンダマン』の演出を担当したことを皮切りに、演出家としての活動を開始。タ*ノコプロの『タイムボカンシリーズ』や、スタジオぴえろの『ぴえろ魔法少女シリーズ』など多数の作品で演出を担当し、『ななこSOS』で監督デビューを飾る。 その後はタ*ノコプロやぴえろ、シンエイ動画を中心に演出業・監督業を務め、近年は『キョロちゃん』や『しましまとらのしまじろう』などといった子供向けアニメの演出を手がけることが多い。 『クレヨンしんちゃん』では絵コンテを初回放送「ママの朝は忙しいゾ」の1992年から長年担当しており、2009年にシリーズ17作目劇場版『クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国』で初の劇場作品監督を務め、2010年にも引き続きシリーズ18作目『クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』を手がけた。 コミカルでテンポのよい演出が特徴で、ギャグアニメでは脚本になくとも思いついたギャグを入れているとのこと。 ちなみに義野利幸(ぎゃりこ)の由来はアメリカ人作家ポール・ギャリコである。