加藤 みどり(かとう みどり、1939年11月15日 - )は、日本の女優、声優、ナレーターである。本名、伊藤(旧姓:加藤)みどり(いとう みどり)。1969年に開始し、放映期間の世界記録をもつテレビアニメ『サザエさん』の主人公・フグ田サザエ役や、ドキュメンタリー・バラエティ番組『大改造!!劇的ビフォーアフター』におけるナレーションなどの仕事で知られる。1939年、東京府に生まれる。都立豊多摩高校卒業後、松竹歌劇団の団員養成所・松竹音楽舞踊学校に入学。本来は新派の女優を志していたが、そのために必要な芸事が一切できなかったことから、「芸事をいっぺんに安く教われる」と見込んでのことだった。同期生には倍賞千恵子、榊ひろみらがいる。1959年、加藤はNHKのテレビタレント募集に応じ、NHK俳優養成所に移る。翌1960年4月にはNHK『天使の部屋』で放送デビューを果たす。なお、同年には**と劇団「三十人会」を結成している。NHKとの3年間の優先出演契約満了後に東映動画の制作者と出会い、これを契機としてアニメ声優の仕事をはじめる。以後『おそ松くん』の主人公・おそ松、『魔法使いサリー』の花村よし子、『ハクション大魔王』の主人公・カンちゃんなど数々のキャラクターを演じた[1]。また、「チョコレートは明治」のフレーズで知られる明治ミルクチョコレートのCMソングも担当している。1968年、新規放送予定のアニメ『サザエさん』のオーディションに参加し、主人公・フグ田サザエ役を宛てられる。ちなみに当初、加藤は3カ月程度で終了すると考えていたが、予想に反して『サザエさん』は長寿番組となり自身の代表作となる。50歳を迎えた*****より独り芝居の舞台もはじめ、舞台を見たテレビ局のプロデューサーの要請を受け、家屋のリフォームを扱った番組『大改造!!劇的ビフォーアフター』(2002年-)のナレーションを担当。2009年、放送開始40周年記念の実写版スペシャルドラマ『サザエさん』に、サザエの父・磯野波平役の声優・永井一郎と共にゲスト出演。加藤の実写ドラマへの出演は45年ぶりと報じられた。2012年、**主催の園遊会に招待される。また、2014年に共演していた波平役の永井一郎が病死した際は、カ*オ役の冨永みーなと一緒に弔辞を述べている。