福島県西白河郡東村(現・白河市)出身の日本のアニメーション監督、演出家。福島県立白河高等学校を卒業、東京芸術大学美術部鋳金科入学。1958年、大学卒業とともに東映**撮影所に入社。マキノ雅弘、佐々木康らの助監督を務める。1962年、東映動画演出部へ転属。『狼少年ケン』の第7話ではじめてアニメーションの演出を手がける。『少年忍者風のフジ丸』にて作画監督の楠部大吉郎に演出技術の指導を受ける。『ひみつのアッコちゃん』、『タイガーマスク』などで演出家として活躍。1968年には映画『長靴をはいた猫』を監督。モスクワ国際映画祭「児童・青少年映画」部門美術家同盟賞、モスクワ国際映画祭児童にとって最もユーモラスな映画賞等を受賞。1970年、東映演出CM部に転属。1973年に東映を退社しフリーとなる。『一休さん』、『The・かぼちゃワイン』などの監督、チーフ・ディレクターを務める。プロデュースした『赤い鳥のこころ』の第1話は、ミラノの国際映画祭で短編アニメ部門第1位を受賞。テレビアニメ、劇場用映画での活躍の一方、教育用の短編映画でも監督、演出、脚本として多数参加している。2014年、東京アニメアワードフェスティバル 2014にてアニメ産業・文化の発展に大きく貢献した人を顕彰する「アニメ功労賞」の監督部門を受賞した。